【圧縮圧力1,000→1,150kPa】当時物シリンダーのまま!1979年無限ファクトリーマシンにFUSION METAL SUPERBを施工
ヴィンテージモトクロス(VMX)シーンを牽引するホーリーエクイップ代表・堀口氏が所有する、1979年式の貴重な「無限ファクトリーマシン」。シリンダーはボーリングせず当時のまま、ピストンリングのみを新品交換した状態で、当時の無限チーフメカニック・芦森氏の手により2ストローク専用『FUSION METAL SUPERB』を施工しました。
1次側・2次側からのガス噴霧と100回のクランキングを実施した結果、施工前に1,000 kPaだった圧縮圧力が、施工後には1,150 kPaへと約150 kPa(1.5 kg/cm²)向上!当時物シリンダーの保護と、組み上げ直後の気密復元・アタリ出しにおける圧倒的な効果を実証したスペシャルレポートです。
IMG_6077.jpegIMG_6078.jpegヴィンテージモトクロス(VMX)シーンの第一線で活躍し、数々の名車再生やパーツ復刻を手掛けられているホーリーエクイップ(HollyEquip)代表・堀口さん。
今回、堀口様が所有されている貴重な愛機である1979年式 無限ファクトリーマシンをお借りし、スペシャルな実証テストを実施させていただく機会を得ました。
作業を担当してくださったのは、当時の無限モトクロスチームを現場で支えた伝説のチーフメカニック・芦森さんです。
シリンダーは当時のまま!新品ピストンリング組付け後の気密性を検証
今回の車両のシリンダーは、過度なボーリング等は行わず「当時のそのままの状態」を維持したもの。そこに堀口さんが新品のピストンリングを用意し、丁寧にフチのバリ取りを行って組み上げたコンディションです。
シリンダー内壁と新品リングのアタリが完全に出ていない初期段階では、微細な隙間からの圧力逃げや、初期摩耗・かじりのリスクが懸念されます。
そこで、2ストローク特化型のガス噴射式金属摩耗低減剤「FUSION METAL SUPERB」を投入。キャブ/リードバルブ側およびプラグホールからガスを噴霧し、以下の手順で徹底的な慣らし・定着工程を実施しました。
1. パーツ再組立て後、エンジンは始動させずにキックにて100回のクランキングを実行。
2. 続いてプラグを抜き、さらに300回のクランキングを行って皮膜定着と内部の馴染みを促進。
摩擦熱と圧力の作用によって金属表面へ瞬時に被膜が形成され、シリンダーとリング間の気密性が速やかに補強されます。
驚愕の測定データ:圧縮圧力が約150 kPaアップ!
施工前後に圧縮圧力ゲージ(コンプレッションゲージ)を取り付けて測定を行ったところ、数値として非常に明確な差となって表れました。
施工前:約 1,000 kPa
(シリンダー当時のまま・新品リング組み付け直後の初期数値)
施工後:約 1,150 kPa
(FUSION METAL SUPERB施工+100回クランキング+プラグ抜き300回クランキング後の数値)
施工前の1,000 kPaという健全な状態から、施工直後になんと約150 kPa(約1.5 kg/cm²)もの圧縮圧力上昇を計測!
シリンダーを削らず当時の状態を保ったまま、組み上げ初期の気密性をここまで向上させられるのは、2ストロークの摺動部へダイレクトに届くガス噴射タイプならではの強みです。
貴重な歴史的名車を末永く楽しむために
当時のモトクロス黄金期を知り尽くした芦森さんの確かなセッティング技術と、堀口さんのマシンへのこだわり、そしてFUSIONの金属保護テクノロジーが交差した、大変貴重な現場検証となりました。
当時物のシリンダーやピストンといった希少パーツを摩耗から守り、エンジンコンディションを良好に保ちたいVMXファンの方々にも、確かなデータとしてご参考いただける結果となりました。
※本製品はエンジンの金属摩擦低減や保護・気密性補助を目的としたケミカルであり、物理的な破損や極度な摩耗を修復する万能薬ではございません。機械的なメンテナンスと併せて正しくご使用ください。