フロントホークオイルにFUSION施工
KSR-IIの持病とも言えるフロントフォークのオイル漏れが発生したため、オーバーホールを実施しました。今回は単なる消耗品交換にとどまらず、エンジンオイル添加剤等で定評のある「FUSION」をフォークオイルに配合。倒立フォーク特有の作動性をどこまで向上させられるか、メンテナンスと性能アップを同時に狙った作業の様子をレポートします。
愛車のKSR-II、フロントフォークからついにオイル漏れが発生してしまいました。
倒立フォークは見た目はカッコいいのですが、放っておくとブレーキ周りまでオイルが回ってしまうため、早めの対処が必要です。
今回はオイルシールの交換だけでなく、以前から気になっていた金属表面修復材**「FUSION」**をフォークオイルに添加し、作動性の向上を狙います。
1. フロントフォークの分解
まずは車体からフォークを取り外し、内部を分解していきます。
トップキャップを外し、スプリングを抜いて古いオイルを排出。出てきたオイルはそれなりに汚れており、定期的なメンテナンスの重要性を再認識しました。
2. メタルの摩耗チェック
分解して驚いたのが、スライドメタルの状態です。
表面のコーティングが剥がれ、下地の銅色がはっきりと露出していました(写真参照)。これではスムーズなストロークは望めません。シール交換と併せて、これらの消耗品も新品へリフレッシュします。
3. FUSIONの添加と組み上げ
今回の目玉である**「FUSION」**をフォークオイルに規定量添加します。
金属表面を滑らかにする特性を持つFUSIONを混ぜることで、インナーチューブとシールの摩擦抵抗を減らし、倒立フォーク特有の「初期作動の渋さ」を解消するのが狙いです。
新しいオイルシールを慎重に打ち込み、エア抜きを丁寧に行ってから規定の油面で調整。各パーツを清掃しながら元通りに組み上げれば作業完了です。
4. まとめ
インナーロッドを単体で動かした段階でも、施工前より明らかにスムーズな感触が得られました。
オイル漏れというトラブルをきっかけに、ワンランク上の足回りに仕上げることができたと思います。
古いバイクだからこそ、こうした「守り(修理)」と「攻め(性能アップ)」を組み合わせたメンテナンスが効いてきますね。
※総合テストをしてから、後日感想をアップさせて頂きます。

